7月の参院選で国民民主党から比例代表で出馬することが決まった格闘家で元参院議員の須藤元気氏(47)が15日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、政策の「再構築」したことを伝えた。
須藤氏は今年4月5日のXで「報告されている健康被害の数を考えると、現在も接種が継続されている状況には疑問を感じざるを得ません。」、2024年11月15日には米国で厚生長官にロバート・ケネディ・ジュニア氏が起用されるというニュースを引用し「ケネディさんは長年、ワクチンの安全性に関する懸念を提起してきたので、政策の見直しやワクチンに対する透明性と安全性が今まで以上に厳しく問われるはずです。」などとコメントしていた。
出馬決定後の15日のXでは「これまでの、私のワクチンや原子力発電をめぐる発信について『国民民主党の政策や意見と合致しないのではないか』という一部の方からお声をいただいてきました。」と前置き。「今回、国民民主党の公認を受けて立候補するにあたり、自ら多くの声に耳を傾け、政策を見直し、再構築しました。」とコメントし、説明した。
1.原発について
かつては否定的な立場でしたが、現在はエネルギー安全保障と現実的対応の観点から「安全性を確保した上での活用」は必要と考えています。
2.ワクチンなど医療分野について
「副反応への懸念」を発信していましたが、ワクチンの重症化予防効果等を含めて科学的根拠を否定する立場ではありません。党の「科学的知見と透明性重視」の方針に従います。
と、スタンスを変えたことを明言した。国民民主党から提示された確認書にもきちんとサインして、提出したことも報告。「党として決定した事項に反する行動は取りません。」としたが、考えそのものを変えたかどうかについては明言していない。
国民民主党は、須藤氏とともに足立康史元衆院議員(59)、山尾(菅野)志桜里元衆院議員(50)、薬師寺道代元参院議員(61)を擁立すると発表した。
医師である薬師寺氏はコロナ禍の中で「ワクチン接種で医師が必要になる」として出馬を取りやめたことがあるほど。小説家・知念実希人氏の「藥師寺先生と須藤氏を同時公認は一貫性がなさすぎでは?」というXへの投稿については「医療は科学的根拠を持たねば、ただの占いです 国民の命を守る これまでも、これからも私の信念は変わりません」とコメントした。