人気野球モバイルゲーム「プロ野球スピリッツA」(以下、「プロスピA」)が15日、米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチロー氏が、「超強化」されてゲーム内に登場することを発表した。
今回ゲームで登場するイチロー氏の能力の基準は、自身のシーズン最高打率「3割8分7厘」を記録し、7年連続の首位打者に輝いた「2000年」の打棒。これまでも搭載されていた特殊能力「イチロー」(打席時に走者の有無で打力などがアップする能力)の効果がパワーアップし、イチロー氏の代名詞でもある「流し打ち」を再現した、広角にヒットが出やすくなる「ハイアベレージヒッター」が新たな特殊能力として実装された。
イチロー氏のゲーム内実装に合わせて、イチロー氏と、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏の対談がYouTubeチャンネルで公開された。対談の内容で能力が決まるということもあり(対談は実装前に収録)、イチロー氏は「同世代で外野手だし、『タイプは違うのに…』とお互いに思いつつも、常に並べられてきた。その“松井秀喜がどうイチローをみていたのか”ってところは、すごく興味深いよね」と松井氏の評価に興味津々だった。
松井氏はイチロー氏について「イチローさんは全てが『特殊能力』、僕らからすると本当にそう思いますよ。色々な能力をグラフにして、こんなに全部が(高数値)で出てくる選手はいない」とべた褒め。特に「変化球を待って真っすぐに対応する」というイチロー氏の代名詞の打撃論については「言っていることは同じバッターとして理解できます。ただそれができるかどうかは別。自分がバッターで緩い球を待って、例えばインハイに速いボールがきたら『ごめんなさい』ってなります」と評価した。
さらに過去のイチロー氏のゲーム内能力値を確認した松井氏は「反則でしょ。(この能力で)ゲームに出てきたら」と苦笑い。さらに強くなることが予告されているだけに、イチロー氏も「どう反映されるか。松井秀喜の意見は強いと思うので、楽しみです」と開発陣に向けて発破を掛けていた。