ミュージシャンのマイケル・ボルトン(72)は、がんという困難に屈する選択肢を持ち合わせていないという。2023年末に脳腫瘍と診断され、翌年1月に手術を受けたマイケルが、闘病生活について心境を明らかにした。
ピープル誌にマイケルはこう語る。「今まで思いもしなかった方法で自分の資源や決意に辿り着く」「挑戦に屈するという選択肢はない。すぐに決闘に引き込まれる。困難を通して自分の本質を理解できるんだ」
治療によって言語、運動能力、短期記憶に影響が出ているというマイケルだが、前進のみだそうだ。「進み続けたいんだ。闘いという面ではまだやるべきことがたくさんある。曲のタイトルは『Ain’t Going Down Without a Fight(闘いなくして倒れず)』さ」
予後診断をしないと決めたマイケルだが自身の気持ちの変化についてこう明かしてもいた。「安らぎというものが見つけやすくなった。この経験は感謝の気持ちを高めてくれる」「自分の人生を最大限に生かさなくてもいいなんてありえないよ」「自分の特性も問題を管理する能力も養われるし、悪い状況の中ベストを尽くす方法も学べる。自分自身のチアリーダーにならなきゃいけない」
3人の娘と6人の孫がいるマイケル、愛する人たちに支えられているとして、「どんな困難に遭おうと、それを乗り越えるのは自分一人だけじゃないと知る、それだけでも大きな意味がある。一人ではないことを思い出させてくれるんだ」と続けた。