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MBS前田春香アナ「ボケ殺し」と言われ悩んだことも ラッキーだった毒舌芸人との出会い 関西注目の女性アナ

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
前田春香アナウンサー(撮影・出月俊成)
前田春香アナウンサー(撮影・出月俊成)

 MBSの前田春香アナウンサーがこのほど、大阪市内でよろず~ニュースの取材に応じた。入社6年目。関西注目の女性アナが仕事での喜び、バラエティでの苦悩、幸運だという人気芸人との出会いなどについて語った。

  入社当時はコロナ禍で海外出張ができる状態ではなかったが、沈静化するとすぐにグアムへ取材に行かせてもらった。「グアムは観光で成り立っているので、コロナで打撃を受けた状況の取材に1、2年目の若手を送ってくれて。MBSに入ってよかったなって思いました」。改めてアナウンサーになった喜びをかみしめた。

 春の甲子園の選抜高校野球で、リポーターとして球児にインタビューしたことも印象深かった。「試合が終わったばかりの学生さんの第一声を聞けるのは、家族でもなく、先生でもないというか、私しかいないなか、素直な言葉をうまく引き出せるか。第一線にいる人の言葉に色を付けずに素直に聞き取れるのは、すごくやりがいのある仕事だと思って」。全く答えが引き出せないこともあったが、「それを模索するのは楽しいと思いました」と失敗もプラスに考えられほど意欲的にできた。

 戸惑ったのはバラエティ。「テンションを高くしたことが人生でなかったんですよ。バラエティでのギアの上げ方というか。もともと声がハスキーなので、それだけで、ちょっとローテンションなんですけど、声を上げるのが、すごく最初しんどくて。受け入れられないかもって、ちょっと悩んだことはありました」。周囲からは真面目すぎる、堅すぎると言われることも。「例えば関西の人に突っ込まれたりとか、イジられたりとかしても、素直に返しちゃうので。芸人さんに『ボケ殺し』と言われたことはありました」。北海道出身で大学時代は東京。関西の笑い、ノリについて行けなかった。

 変化が生まれたのは関西の人気芸人で、毒舌が売りのメッセンジャー・黒田有との共演。同局の「よんチャンTV」の企画コーナー「こだわり過ぎグルメ」で元料理人の黒田と一緒に料理を作り、現在は「あの郷土(まち)グルメ」で全国各地を回っている。「最初は怖い人だと思っていたんですけど、すごく人を見ていますし、愛情が深くて。前田がどうやったら一番輝くか、もう制作の方ですか?というぐらい考えてくださって。私の素直なことを拾ってくれて、それを笑いにしてくれたりするので」。大阪に遊びに来た両親が、テレビでコーナーを見て、実家にいるときみたいと言ったという。

 バラエティで無理をしていた時期は、共演の芸人に申し訳なさでいっぱいだったが、黒田と出会って、自分の素が受け入れられる、素というのはこういうことなんだと、初めて認識できた。ある番組で大ファンのベッキーをサプライズゲストで呼んでくれたこともあり、そのときは感動のあまり号泣。「黒田さんは先を読めちゃうんですよ。私が次に何を言うか予測できるらしく、なんか不思議な、占い師みたいな一面を持った方。出会えて、すごくラッキーだったと思います」。1つの出会いから、新境地が開けた。

 休日はピラティスに通い始めた。「黒田さんに出会ったときに『スマホ首で姿勢が悪くて、顔だけグッと前に出ているのは美しくない』と言われて、これは良くないと。姿勢改善は休みの日にしています」。ほかにも土鍋でご飯を炊き、お弁当用のおにぎりを作って冷凍でストックするのがルーティン。番組のグルメ企画で全国各地に行き、生産者に会うようになってから、食にも強く興味を持ち始めた。魚も三枚に下ろせるようになり、出汁も取れるようになった。得意料理は、だし巻き卵。「ふわふわで、すっごい美味しいですよ」と胸を張った。

 SNSで発信することもある。ネガティブな声も届くが、気にはならない。「すごく参考にもなりますし、自分がそうだなと納得、確かにここが苦手なんだとか、できなくて、こういう意見が来るんだなって、というところは吸収します」。エゴサーチはマメにする。「オンエアが終わったらしますね。あえて傷に塩を塗るというか。何も書かれていない方が嫌かもしれない。話題になっていることが、いろんな意見を持ってくれているんだなと」。批判的な声も前向きに捉えながら、アナウンサーとしての理想像を描く。

 ◆前田春香(まえだ・はるか)1998年5月23日生まれ、28歳。北海道出身。慶応大学卒業後、2021年にMBS入社。テレビ「よんチャンTV(月、水、金曜、15・40)、ラジオ「空飛ぶ劇団ラヂオ」(月曜・不定期、21・45)などに出演。

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