参政党の神谷宗幣代表(47)が、23日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。「我が党も抗議します。参政党からクラウドワークスに仕事を依頼したことがありません。」として、立憲民主党の杉尾秀哉参院議員が21日の参院予算委員会で発言した内容に抗議する意向を明らかにした。
杉尾氏は、SNSでの政治関連の投稿についての質疑で「かつてクラウドワークスに掲載された仕事です」として、動画や原稿作成者の募集が仕事仲介サービス・クラウドワークス上で行われている例を挙げた上で「自民党、立憲民主党、財務省を批判して、国民民主党、参政党を称賛するような仕事を募集しているわけです。こうやって日常的に、選挙じゃなくても金の力で一定の世論形成、世論誘導を行うということが可能なんですよね」と述べた。
神谷氏は「参政党は、業者を介した依頼して他党の批判投稿などしたことは一切ありません。ネットを使ったネガティヴキャンペーンや印象操作をしてはいけないといいながら、国会を使って印象操作するのはいいのですか?」と、参政党がクラウドワークスを通して募集をかけたことはないとし、杉尾氏の発言に疑問を投げかけた。
さらに「カネで世論を動かしてはいけないならテレビや新聞も廃止しないといけませんね。広告代理店にたくさんカネを渡して広告を打ってはいけませんよね?要は自分たちに不利になるものはダメと言っているに過ぎないのでは?なんかSNSに規制をかけようという人達のホンネを垣間見た気がします。」と訴えた。
Xのフォロワーから、政治系YouTubeチャンネルの運営者がクラウドワークスに「政治系ショートのシナリオライター様を探しております *政府批判系(自民党・立憲民主党・財務省)*保守系称賛(国民民主党・参政党)」などとの募集をかけていたとの指摘を受け「(杉尾氏は)この情報を使われたのですね。なら余計に悪質ですね。募集者が載っているのに、それを敢えてカットすることで、参政党や国民民主党がやっているような印象を与えます」と強調した。
神谷氏は「参政党や国民民主の支持をしているであろう政治系チャンネルの運営者が、こんな募集をかけていた、と言えば良いのです。まさに切り取りによる印象操作だと思いました」と憤った。