大人になって学生時代を振り返ると、担任の先生はとても大変な仕事だったと思うことがある。しかもクラスに問題児がいると余程の気力がないと続けられない職業といえるだろう。
現在、漫画家・佐世保太郎さんが「最強ジャンプ」(集英社)にて連載中の『大門寺と問題児』は、小学5年生の担任と問題児によるギャグ展開が繰り広げられる作品だ。佐世さんのX(旧Twitter)に同作の第1話から第4話までが公開されると、多くの人から注目を集めて約5000件もの「いいね」が寄せられた。
とある小学校の5年2組の担任となった「大門寺門大」。生徒たちに自己紹介をすると、早速問題児の「まひる」が「学級委員長を決めたいと思います」と言って投票用紙を配り始めた。
その後、学級委員長としてまひるが選ばれ、不信に思った大門寺は、まひるとの面談をおこなう。不信に思った理由として「まひるが投票箱と投票用紙を用意したこと」「1人で170票を獲得したこと」などを挙げると、まひるは「結果はもう出ちゃったんで」「投票用紙も全部燃やしちゃったし」と開き直るのだった。
大門寺の冷静なツッコミとまひるのシュールなギャグに、「テンポが良くて気づいたら笑ってた」「まひるがクレイジーすぎる」など様々な反響が。そこで作者である佐世さんに、同作を描いたきっかけについて話を聞いた。
―同作を描いたきっかけを教えてください。
前の連載が終わったタイミングで集英社の編集者さんに声をかけていただいたので、とりあえず読切を描いたのがきっかけです。「ギャグをいっぱい描けそう」ということで教師と問題児という設定になりました。
―Xに投稿された同作の中で、特に気に入っている場面があれば、ぜひお聞かせください。
4ページ目、3コマ目のまひるの「ま」です。我ながらいいテンポ感だと思います。
―同作はジャンルとしてギャグ漫画になると思いますが、ストーリーを組み立てる際はどのような流れで考えているのでしょうか?
大体の題材を決めて、そこから大喜利的にギャグを出していってそれをまとめています。一度文章でセリフなど全部書き出してからネームにするのですが、このやり方だとセリフが多くなるので自分でも困ってます。
―読者にメッセージをお願いします。
初めまして。佐世保太郎と申します。ハンバーガーとジャパネットたかたの街、長崎県は佐世保市出身で在住です。漫画を楽しんでいただけたら幸いです。
<佐世保太郎さん関連情報>
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