維新除名、離党の兵庫3県議が新会派「躍動の会」設立 増山誠氏「思いをひとつに」「兵庫県前に進める」

杉田 康人 杉田 康人
神戸市内で会見した(左から)兵庫県議の増山誠氏、岸口実氏、白井孝明県議
神戸市内で会見した(左から)兵庫県議の増山誠氏、岸口実氏、白井孝明県議

 斎藤元彦兵庫県知事(47)の疑惑告発文書問題をめぐり、政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志党首(57)に告発者の私的情報などを記した文書の受け渡しや、非公開で行われた百条委員会の音声データなどを提供するなどした岸口実県議(60)、増山誠県議(46)、白井孝明(たかひろ)県議(41 )が10日、YouTubeチャンネル「ReHacQ-リハック-」に出演。3人で兵庫県議会の新しい会派「躍動の会」を同日に設立したことを発表した。

 増山氏は、今後について「今、我々無所属で活動しているんですけれども、やはりこれまで百条委員会等々を通して、思いをひとつにやってきたという根底のところはあるので、それであればこれから兵庫県議会、兵庫県を前に進めていくために3人で会派を設立して活動していこうじゃないかということで、今回決意をした。躍動の会という会派を設立します」と述べ、会派を結成した理由を説明した。

 リハックを運営する元テレビ東京プロデューサーの高橋弘樹氏(43)が「躍動って言うと、斎藤さんが『躍動を止めるな』って兵庫県知事選の時に訴えていた…」と指摘した。

 増山氏は「そうですね。いま、兵庫県は『躍動する兵庫』っていうスローガンを掲げてやっています。我々としてもその思い、政策に非常に共感する部分がありますので、そういう意味で、躍動という言葉を使わせていただきました。我々もしっかりと、兵庫県を前に進めていこうという思い」と、「躍動の会」という会派名に込めた思いを強調した。

 日本維新の会の県組織・兵庫維新の会から岸口氏は除名、増山氏と白井氏は離党勧告の処分を受けた。

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