元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が5日、自身のX(旧ツイッター)を更新。斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委)が告発文書で指摘された「幹部にチャットで夜間や休日など時間おかまいなしに指示」といった行為を「事実」として認定したことを受け、「斎藤さんは知事として失格」との見解を示した。
百条委はチャットに関して2023年度に斎藤氏が複数幹部との間でやりとりした4885件のうち、夜間や休日が全体の44%(2165件)を占めたと指摘。そのほか、「机をたたいて激怒」などの行為も事実として認定した。
橋下氏は「告発文が完全に正しかった。」と切り出し、「告発文によって斎藤さんは自らの行動を是正し、告発文が有効だったことは明らか。告発を不正目的、虚偽扱いした斎藤さんは知事として失格。」と指摘した。
百条委は5日、パワハラなどの疑惑を挙げた文書に「一定の事実が確認された」とする調査報告書を議会に提出。採決の結果、了承された。告発者を特定して処分したのは「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」と結論づけている。