女優のカルラ・ソフィア・ガスコンが、2日(日本時間3日)に開催された「第97回アカデミー賞」授賞式でボディガードを付けていたという。「エミリア・ペレス」で主演女優賞にノミネートされていたガスコンだが、授賞式の休憩中に、エージェント、Netflixの広報担当者、警備員らしき人物に付き添われ、バーに向かう姿が目撃されたとロサンゼルス・タイムズ紙とページ・シックスが報じている。
主演女優賞にノミネートされた初のトランスジェンダー女性であるガスコンは、最有力候補と目されていたものの、2021年にソーシャルメディアに投稿した、イスラム教徒やジョージ・フロイド、アカデミー賞の多様性についての否定的な発言が再浮上し、物議を醸していた。
当初は主演女優賞の有力候補だったガスコンはレッドカーペットには姿を見せず、授賞式の中継でもほとんど映されることがなかった。関係者に、ロビーのバーで「ブルータリスト」で主演男優賞を受賞する直前のエイドリアン・ブロディとハグを交わし、深い会話を交わしているところを目撃されている。
ある出席者は「15、16年ここに来ているが、こんなことは初めてだ」とページ・シックスに語っている。関係者によると、アカデミー賞授賞式では民間の警備は許可されておらず、ボディーガードはアカデミーが手配した可能性があるそうで、ガスコンは妻のマリサ・グティエレスと娘のヴィクトリアとともに授賞式に出席していたという。