立花孝志氏の演説で支持者、アンチが騒然!神戸で千葉県知事選 フリー記者と壇上で直接対談も

杉田 康人 杉田 康人
千葉県知事選の選挙活動を神戸市内で行った立花孝志氏
千葉県知事選の選挙活動を神戸市内で行った立花孝志氏

 千葉県知事選(16日投開票)に出馬している政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)が1日、神戸市内で選挙活動を行った。

 千葉県知事選の街頭演説を、西に約460キロ離れた兵庫県で行う異例の選挙戦。24年11月の兵庫県知事選に立候補し、斎藤元彦知事(47)の再選をアシストした立花氏は「斎藤(元彦)さんのことでアホどもが騒いどるから、もう一度説明に来た」と、強くマイクを握った。

 兵庫県知事選投開票日前日に、斎藤氏がマイク納めをした神戸市の繁華街・三宮のセンター街を演説場所に選んだ。支持者とアンチが一同に集結し、一連の告発文書問題に関する関心の高さをうかがわせた。

 立花氏は「(兵庫県知事選の)選挙の投票によって、斎藤さんに入れていただいた方が111万人もいて、斎藤さんが今知事をやっている。それで困る連中がいる。斎藤さんが知事をやり続けることが困る連中が必死になって、斎藤さんの業務を妨害している状態なんです」と声を張り上げると拍手とヤジが入り乱れ、春風が吹く港町の情緒が一気に不安定になった。

 千葉県知事選に出た理由を「増山誠さんをNHK党にスカウトするためにやってきました。あの人正義でしょ?どう考えても」と述べ、非公開で行われた百条委員会の音声データや告発者の私的情報を記した自作のメモ(備忘録)を立花氏に提供した増山誠兵庫県議(46)について言及した。

 立花氏は、増山氏に7月の参院選出馬をオファー。増山氏は「受けるつもりはない」と固辞したが「皆さんの声をたぶん、増山さんは聞きたいんだと思う。ルール違反をしてでも、増山さんは政治家を続けたほうがいいのか。政治の世界から立ち去ったほうがいいのかっていう世論の声を聞いている」とし、増山氏に思いを届けて欲しいと訴えた。

 さらに「めっちゃ深い闇と斎藤さんは戦っている。増山さんはこの兵庫県でまずは参議院選挙で…できればNHK党で出て欲しいんですけど、勝つことで国会議員になることです。兵庫県で斎藤さんを応援する地域政党を立ち上げ、2年後の県議会議員選挙で過半数を取ることです。選挙をして、民意を示していくんです」と道筋を示した。

 立花氏は、国会内での党会見を出禁にしたフリー記者を選挙カーに上げ、質問を受けるなど3時間15分間熱弁。「千葉県の選挙ですよ。兵庫県の神戸でやっているのに、こんなにたくさんの人が来てくれているということは、やっぱり意味があるんですよ。意味がないという人は矛盾している」と意義を強調していた。

 演説会場には、千葉県知事選に出馬している政治団体・つばさの党代表で政治団体Qの黒川敦彦氏(46)も姿を見せたが、立花氏は取り合わなかった。同知事選には立花氏、黒川氏の他、自民・立憲民主・日本維新の会・国民民主・公明の5党の地方組織から支持を得た無所属現職の熊谷俊人氏(47)、元衆院議員秘書でジャーナリストの小倉正行氏(72)=共産推薦=が立候補している。

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