疲れている時の入浴ほど面倒に思うことはほかにないだろう。人によっては、入浴グッズを活用し期待感を上げることで、入浴までのハードルを下げるという方法を取り入れているようだ。
メンタル弱めイラストレーター・なおにゃんさんの『お風呂がダルいので入浴剤にハマってみた話』は、入浴剤によって面倒なお風呂が楽しくなる様子を描いたコミックエッセイだ。なおにゃんさんの著書『生きるのがしんどいので「メンタルにいいこと」やってみた!』(世界文化社)にも掲載された同作がX(旧Twitter)にポストされると、約4000もの「いいね」が寄せられている。
なおにゃんさんいわく、メンタルが落ちている時に何よりも面倒なのが「お風呂に入ること」。そんな悩みを友人に相談したところ、カラフルな入浴剤をプレゼントされる。
せっかくなので、入浴剤を浴槽に投入して湯につかったなおにゃんさんは、「星々が散らばる宇宙の中…」と錯覚するほどの神秘的な世界を堪能するのだった。
入浴剤の体験記に、読者からは「私もやってみたい!」「試してみたけど、お風呂が楽しくなった」などの反応が。そこで作者であるなおにゃんさんに、同作について話を聞いた。
―著書『生きるのがしんどいので「メンタルにいいこと」やってみた!』を描いたきっかけを教えてください。
自分は普段から落ち込みやすかったり、鬱っぽい状態になってしまうことがよくあります。また以前、鬱で休職した経験もあることから、同じようにメンタルの不調に悩む人に自分の経験が少しでも役に立てればと思い、自分がメンタルが落ちた際に試して良かったことを紹介する漫画を描こうと思いました。
―『お風呂がダルいので入浴剤にハマってみた話』なかで、特に注目してほしい場面があれば、理由と一緒にぜひお聞かせください。
4ページ目の宇宙のシーンですかね。宇宙の星などを実際に調べて頑張ってカラフルに描きました(笑)。
―多くの反響が寄せられたかと思いますが、なかでも印象に残っているコメントがあれば教えてください。
ご当地の入浴剤を使うことで、外出気分を味わうという気持ちに共感してくださり、自分も試してみたいという声が多くて嬉しかったです。また、オススメの入浴剤を紹介してくださるフォロワーさんもいらっしゃって自分も参考になりました。
<なおにゃんさん関連情報>
▽X(旧Twitter)
▽『生きるのがしんどいので「メンタルにいいこと」やってみた!』(Amazon)