コミック誌「ヤングアニマル」4号が14日、発売され、同誌で連載中の「ベルセルク」の単行本43巻が8月29日に発売されることが公表された。
通常版(税込み定価880円)とともに完全受注生産の特装版(同9680円)も発売される。特装版は劇中に登場する「不死者ゾッド」の胸像フィギュアが付属。「スタジオ我画」監修の元、獣姿に変身した直後に体から立ち上る煙をクリアパーツで表現している。
42巻が発売されたのは2023年9月29日。約2年ぶりの単行本発売となるが、ネットでは「これでも決して刊行ペース早くないけど、それ以前に比べるとかなり早くなったなと感じます」というツッコミもあった。
14日正午からは、ヤングアニマルWebで、「ベルセルク」最新話とこれまでの全話を48時間限定で無料開放するキャンペーンも実施。主人公ガッツが血みどろになりながら魔物をぶった切る場面も多い作品だけに、ネットでは「血のバレンタイン」と話題になっていた。
「ベルセルク」は戦士ガッツが、自身を生贄として捧げた仲間グリフィスを追うダーク・ファンタジー。1989年から連載が続く大作だが、作者の三浦建太郎氏は2021年5月6日、急性大動脈解離のため死去。現在は、三浦氏の親友で、生前に作品の展開について聞かされていた漫画家・森恒二が監修を行い、三浦氏の弟子らが所属する「スタジオ我画」によって連載が続けられている。
「ヤングアニマル」4号では巻頭カラーで「ベルセルク」最新話も掲載。表紙はグラビアアイドル東雲うみ、巻末グラビアにはうたたね翠が登場している。