東京都議選(6月13日告示・22日投開票、定数127)に向け、地域政党・再生の道を設立した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)が6日、都内での会見で、元タレントの中居正広氏(52)と女性とのトラブルに社員の関与が報じられたことに関連して1月27日に行われたフジテレビの会見について私見を述べた。
石丸氏は、191媒体437人の報道陣が参加するフルオープンで行われ、約10時間23分という記録的な長さに及んだ会見を「フジテレビの会見については、私が言うまでもなく、皆さん、多くのマスメディアの方が実感された通り、ひどかったなというところじゃないでしょうか。異論はない気がします」と振り返った。
記者団から「それはフルオープンにしたことで、その結果を招いたということか」と問われると「まともに取材を受ける環境が用意されなかったという問題だと思います。それは主催者の問題であり、取材するメディア、参加者の問題でもある。それを誰かが、どちらからか、両方からかが、解決に向けて動き出さないといけないっていうのが、前回気づかれたんじゃないかなと思います」と指摘した。
石丸氏は「じゃないと、あれ繰り返されますから。誰も得しないと思います。フジテレビも、メディアの皆さんも、それに巻き込まれた国民も『何やってんだ』ってみんな思ったはずです。だとしたら、もうやめた方がいい。違う形を探していった方がいいんじゃないかなと感じています」と提言した。
1月15日に都内で行った「再生の道」設立会見は、参加条件として「マス媒体を保有すること」もしくは「登録者数100万相当のネット媒体を有すること」を掲げた。会場には100人超の報道陣らがかけつけたが、後者の条件で入場したのは「3社」だった。
石丸氏は「私の理想とする記者会見は、今この瞬間です。おかげさまで、成り立っている。理想に近づいている。それが実現できているんじゃないかなと感じます」とした。