タレント・明石家さんまが25日に放送されたMBBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演し、フジテレビでのレギュラー番組について「覚悟」していることを明かした。
この日はレギュラーの村上ショージ、モーニング娘。'25の横山玲奈と櫻井梨央、ゲストの元モー娘。石川梨華との共演。タレント・中居正広の女性トラブル問題で揺れているフジテレビについての話題となった。自身を「『ミスターフジっ子』だった」と語り、現在も「ホンマでっか!?TV」と「さんまのお笑い向上委員会」の2番組でMCを務めているが、「おれすら、情報むちゃくちゃ。おれの情報とは全然違う情報がかなりあるんで、何がなんだか」と周辺でも情報が錯綜(さくそう)していると語った。同局の放送は現状ではスポンサーのCMではなくACの広告ばかり。「4月からどう、お金をどうしていくのか」と今後を心配した。
続けて「おれは覚悟は…『ホンマでっか』と『向上委員会』、2本やらせてもらってるけど、おれ、ギャラ高いやん」と冗談をまじえつつポロリ。2番組について“覚悟”があることを示唆した。
さらに「もう『明石家サンタ』も多分ムリやろうから」と元フジテレビの八木亜希子アナウンサーとのコンビで1990年から30年以上続く年末の恒例番組「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」についても言及。さんま、八木アナ、トナカイ役の日本ハムファイターズGM代行・木田優夫氏、執事役の村上ショージなど出演者は少ないが、それでも厳しい状況であることを匂わせた。一般の応募者が不幸なエピソードを話す番組だが「不幸な話をせなあかん、年末にな。フジテレビの社員ばっかりになるで。『合~格~』言うてる場合ちゃうやんか」と笑わせながら心配していた。
さんまは「オレたちひょうきん族」「笑っていいとも!」など、若手だった時代には伝説的バラエティーで暴れ回っていた。バラエティーだけでなく、フジテレビ系の単発ドラマ「心はロンリー気持ちは『…』」シリーズでは俳優としても活躍していただけに、心配は尽きないようだった。