1月も早くも残り10日ほど。2026年入学を迎える子供たちの今年のラン活戦線はどうなっているのだろうか。
昨年の国内最大の革製品コンテスト「Japan Leather Award 2024」(日本皮革産業連合会主催)でアーティスティックデザイン賞を受賞した「赤色小札黄銅鋲背嚢具足(あかいろこざねおうどうびょうはいのうぐぞく)」を制作した名古屋のランドセルメーカー「村瀬鞄行」に話を聞いた。
同社は1957年創業。もちろんメインは通常のランドセル。近年、一部の工房系のランドセルが人気で、早い家庭は年中の秋からラン活をはじめているが、1月ならまだまだラン活には間に合う。それでも「なるべく早くに気になるランドセルの資料請求をしてください」という。
2、3月になると、早いメーカーでは展示会も行われる。もちろん今年の4月入学ではなく、来年入学のための展示会だ。とはいえ購入のピークはゴールデンウィーク。家族みんなでおでかけして、ランドセル購入する家庭も多い。だがここ数年、従来のランドセルメーカーではないアウトドアメーカーなどもランドセル市場に参入。「体感的にですが、ゴールデンウィークより、もう少し遅くに検討されるご家庭も多いような気がします」という。実際に展示会でいろいろなメーカーやブランドをじっくりと検討し、「お盆に購入するご家庭も多くなってくると思います」という。
ちなみに五月人形のような風格を持つ「赤色―」は受注生産となるが50万円で、実際に購入可能。実際に何件か問い合わせもきている。だがこちらは『観賞用推奨』。「通常弊社のランドセルについている6年間修理保証外の商品となります」とのこと。ダンスィにねだられなくてホッとしたパパママも多いのでは。
ランドセルは、基本的に完売後の再生産はほとんど行われない。「あのランドセルが欲しかったのに!」と様子見していて買い逃すことのないよう、きっちりと計画を練っておきたい。後悔のないラン活、いまならまだまだ間に合う。