国際宇宙ステーション(ISS)が破壊される事態になったとき、地球外生命体が地球を“侵略”してくるという可能性が欧米の研究者らの一部で話題になっている。
全長約108.5メートルの人工衛星ISSは、時速2万8000キロで1日16回、地球を周回している。ISSは2000年から人類に宇宙空間での実験や観測を可能にしてきたが、老朽化により2030年にNASA(米航空宇宙局)によって退役となり、翌年に南太平洋に落下し処理される予定だ。
米国、ロシア、欧州、日本、カナダによって組み立てられ、地球低軌道で維持されているISSのその後について、NASAは置き換えるのではなく、民間企業による宇宙ステーションの設置を許可しようとしている状況だ。
宇宙開発企業ボイジャー・スペース・ホールディングスのディラン・テイラー氏はこう語る。「20カ国のクルーによる政治的な自由協力は終わりを告げます。もう後戻りはできません。地球上で重要なセキュリティ技術の開発が進行しています」