がんや虫歯を検知する歯ブラシがこのほど開発され、欧米で注目を集めている。U字型のマウスピース「フェノ・スマートブラシ」は、歯1本あたり250ストロークで回転する1万8000本の毛によってわずか20秒で歯垢を除去できて、徹底的なクリーニングが可能だという。
さらにスキャナーを搭載。アプリを使用して虫歯、歯周病、口腔がんの兆候を検査、口の中の健康を常に把握できるそうだ。
開発者であり、口腔外科医のケニー・ブラウン博士は話した。「歯科医にとって代わるものではありませんが、行く必要がある時に知らせてくれます。マウスピースのスキャナーは炎症から異常な舌のパターンまであらゆるものを見つけ出せますし、早い対処が可能になることでしょう」
日本でも、“歯の健康”への意識は徐々に高まっており、政府は「国民皆歯科検診」導入に向けて本格的検討を進めている。