アンチエイジング・ワクチンの開発が進み、完成がかつてないほど近づいていることが分かった。イスラエルのワイツマン科学研究所によると、認知症を含む老化に関する「内なる敵」を撃退するワクチンの開発が想像以上に迫っているそうだ。
研究チームは、免疫の若返りは脳機能の活性化に役立つ可能性があり、究極の目標は抗老化免疫療法を開発することとし、「加齢による衰えの原因である内なる敵からの脅威を軽減するべく免疫をターゲットにしたアプローチをすることはエキサイティングです。このような可能性を現実にすることがこれまで以上に近づいています」と明かした。
チームはさらに「加えて、健康的な生活習慣の維持、加齢に関連した可溶性因子の標的化、老化細胞除去薬(ゾンビ細胞を除去する薬)の使用といった戦略は脳の老化の治療法として免疫系を若返らせる大きな可能性を秘めています」としている。