NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第1話(5日放送、再放送は11日午後1時5分)に出演したセクシー女優・藤かんなが8日、SNS「note」に新規投稿し、同作への思いなどをつづった。
藤は同じく現役セクシー女優の吉高寧々、与田りんとともに殺害され裸で転がる吉原の女郎役で出演した。亡くなった女郎が無残に捨てられ、さらに死体から着物がはぎ取られて売られるという悲惨さを強調するシーンだった。新しく始まった大河の初回で女性の裸が映し出される衝撃に加えて、現役セクシー女優がしっかりと出演者としてタイトルロールにも登場したため、大きな話題となった。
藤は「ネット上では『NHK攻めすぎ』や『これぞ吉原大河』と話題になったので、賛否両方の意見を勝手にまとめてみた。」とコメントし、さまざまな意見を掲載した。「AV女優が女郎役を演るリアリティ。そんなのNHKで20時台に放送される大河に求めてないんよ。」「インティマシーコーディネーターさえ入れれば、女性に屈辱的な役をやらせて良いわけじゃない」といった否定的な意見や、「いろいろ批判は出ることを想定しての攻めのキャスティング。この役に挑戦した彼女らもすごいと思うよ」「後ろ姿とはいえ女郎のヌードをエロスではなく、悲惨な死を表現するために使う。吉原を描く上での制作側の覚悟を感じる」という前向きな意見もあった。
藤は大阪大学院卒で一般企業に勤務している時にセクシー女優としてデビュー。バレエ講師もしていたが、デビューがバレて会社も講師も辞める形となっていた。
noteでは賛否の意見の後に自身のコメントも掲載。「AVがバレて勤めていた会社を辞めた。AVがバレてバレエ講師を辞めた。AV女優がバレエを教えていたと、ネットで大炎上した。しかしAV女優になったから、NHK大河ドラマに出た。」と胸を張った。一方で両親については「昔から家族で見ていたNHK大河ドラマ。それに娘が出演すると知れば、世界中、誰よりも喜ぶのは両親だろう。だが両親には、AV女優をしていることを伝えていない。もちろん大河に出たことも、伝えていない。」とコメント。「いつか『大河、出たことあるで。言うてなかったけ』と笑って伝えられればなと思う。」と微妙な心境をつづった。