在日米軍司令部(USFJ)がこのほど、公式X(旧ツイッター)にステルス戦闘機「F-35」の画像を掲載し、「皆さま、おはようございます。今朝も冷えますね。どうぞ素敵な一日をお過ごしください。」とあいさつした。
12月11日の投稿で、F-35の機体の後部に円錐状の傘型の雲がかかっているレアショットだった。この雲は「ベイパーコーン」と呼ばれる現象。湿度の高い空気の中で機体が高速で移動すると、遷音速(物体の周囲で亜音速と超音速の2つのスピードの気流が発生する状況)域で部分的に圧縮された空気の温度が高くなり、それより後ろで急減圧されることにより、温度が下がって空気中の水蒸気が結露して雲となるものだ。
まるで空気の壁を破って、姿を見せたように見える幻想的な画像。フォロワーからは「ワープして到着点に出たところですか?」「タイムスリップできるのかと思いました…」とSF風味を楽しむコメントが。「普段は見られない貴重映像をありがとうございます。」とストレートな感謝もあった。