「これ以上にひどいおみくじある？？」。今年1月、Xユーザーの篠太郎（@rainbow_tyart）さんがポストした写真が大きな反響を呼んだ。初詣でおみくじを引くと、そこには「待人 来ず」「旅行 調子にのるな」など超辛口な言葉の数々。あまりの仕打ちにSNSで笑いがあふれた。2024年がもうすぐ終わる今、よろず～ニュースは篠太郎さんに再び取材。手厳しい船出となった1年は結局、どんな年だったのか聞いた。
篠太郎さんがおみくじを引いたのは、都内の寺院。運勢は「末吉」だったというが、内容は踏んだり蹴ったりだった。
「待人 来ず」
「失物 出ず」
「旅行 調子にのるな」
「学問 危うし全力を尽くせ」
人生における大きな出会いもなく、無くしたものは見つからず、旅行は調子にのることを許されず、学問は危ういという散々な内容。篠太郎さんは当時の取材に「ほとんどいい事が書いていなかったもので、ただただ笑うしかありませんでした」と答えている。今回はこれら4項目について、1年後の答え合わせをした。
①「待人 来ず」
篠太郎さん「ロースクール（法科大学院）で尊敬できる先生方にお会いでき、そういった意味では本当に縁に恵まれたなと思っています！出会いは…現在彼氏募集中です」
②「失物 出ず」
篠太郎さん「無くし物に気をつけるようになり、かなり減ったと思います。その代わり『今ここでそれ失くす！？』みたいなことはありました。図書館でレポートを書こうと思ったら家にパソコンを忘れたり、お守りのお焚き上げでお守りを忘れたり」
③「旅行 調子にのるな」
篠太郎さん「今年はむしろ旅行に行けませんでした。忙しかったこともあるのですが、土曜夜にお酒を飲んで日曜日の朝までつぶれてしまったりしていて。もしや日頃調子に乗っていたんでしょうか？」
④「学問 危うし全力を尽くせ」
篠太郎さん「学問はまあまあでした！試験前に全力を尽くした結果、大学の方は卒業できました。ただ体調を崩して寝込むこともあり『危うし』の部分は間違ってないなと痛感しています」
おみくじ通りだったものもあれば、内容を肝に銘じて良い方向に向かったものも。総じて「今年は環境が大きく変わり、非常に学びが多く目まぐるしい1年でした。教科書とにらめっこをしていたらもう年末で驚いています」とまとめた。また「今度こそ大吉を引きたいと思っています！」と2025年の初詣も同じ寺院に参拝予定だという。
おみくじの運勢は「物は考えよう」な側面もある。良い運勢がでれば額面通りに受け取り、悪い運勢が出ても「今が底。ここからのぼり調子」という捉え方もできる。おみくじは初詣に付きものだが、重く受け取りすぎないようにしたいですね。
