フランス高級ブランドグループ「LVMH」が、カンヌに4650万ユーロ(約76億円)の別荘を購入したことが話題になっている。同社はアールデコ調の12寝室を備えたヴィラ・バガテルをルイ・ヴィトン、ディオール、ブルガリ、モエ・エ・シャンドンなどの一流ブランドの宣伝イベントなどに活用する意向だという。
南仏の高級リゾート地として知られるカンヌで地中海の素晴らしい景色を望む丘の上に建つヴィラ・バガテルは、1928年に建設され、2つの屋外プール、屋内プール、8台分の駐車スペースを誇る。
ブルームバーグによると、夏にはカンヌに集まる富裕層の観光客やセレブリティに貸し出す予定だという。過去の所有者には、アルジェリアの実業家ラフィク・ハリファやロシア系アルメニア人の大富豪サルキソフ兄弟などがいる。
LVMHの主要ブランドのひとつであるディオールは、今年のカンヌ国際映画祭で、メリル・ストリープやジュリエット・ビノシュをはじめとするセレブリティにドレスを提供し、話題を呼んでいた。