“上方落語の爆笑王”桂雀々さん死去、64歳 糖尿病による肝不全 10月末から休演 「日曜劇場」でも話題

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
桂雀々さん(2022年撮影)
桂雀々さん(2022年撮影)

 “上方落語の爆笑王”とも称された落語家の桂雀々(本名 松本貢一=まつもと こういち)さんが20日、糖尿病による肝不全で死去したことが分かった。所属事務所が22日、公式サイトで発表した。64歳。大阪府出身。葬儀は近親者のみで執り行われた。後日「お別れの会」を予定しているという。

 所属事務所は公式サイトで「弊社所属落語家 桂雀々は、糖尿病からの肝不全により、去る11月20日、64歳で永眠いたしました」と報告。「入院中も最後まで高座復帰を目指し療養に努めて参りましたが、残念ながらその願いは叶いませんでした」と無念の思いをつづった。

 同事務所は10月26日、雀々さんについて公式Xで「体調不良のため当面、落語会は休演させて頂きます」と報告していた。その後、11月15日には「持病の糖尿病により、現在入院加療中」とし「早期の復帰を目指してはおりますが、大事を取り、年内出演予定の落語会を休演させて頂く事といたしました」と明かしていた。

 雀々さんは1960年8月9日生まれ、大阪市住吉区出身。77年、故二代目桂枝雀さんに入門し、同年10月の「枝雀独演会」にて初舞台を踏んだ。汗をまき散らしながらの熱演型で爆笑をかっさらい、テレビタレントとしても活躍。2011年に拠点を東京に移してからは、落語以外にも映画、舞台など活躍の幅を広げ、17年にはTBS系日曜劇場「陸王」で嫌みな銀行支店長を演じ、話題となった。

 所属事務所の発表全文は、以下の通り。

  ◆  ◆

弊社所属落語家 桂雀々は、糖尿病からの肝不全により、去る11月20日、64歳で永眠いたしました。
入院中も最後まで高座復帰を目指し療養に努めて参りましたが、残念ながらその願いは叶いませんでした。

これまで多くのお客様、また関係者の皆様に愛され親しまれ、幸せな落語家人生であったと存じます。

なお、ご遺族の意向により、葬儀は近親者のみで執り行わせて頂きました。
後日、「お別れの会」を予定しておりますが、詳細は改めてご報告させて頂きます。

ここに生前のご厚誼に深謝するとともに、謹んでご報告申し上げます。

株式会社ラルテ

  ◆  ◆

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