韓国のサーティワンアイスクリーム(バスキン・ロビンス)が、ガールズグループIVE(アイヴ)のチャン・ウォニョン発の流行語を、期間限定商品の名前に使用したことが物議を醸し、発売が中止となった。
サーティワンアイスクリームは11月6日、「ラッキーヴィッキーもち」という名前の期間限定商品を発売。ハート型のアイス入り餅4つを、四葉のクローバーの形に並べたもので、試験を控えた受験生をターゲットにした商品だった。
ただ、商品名に問題点が浮上した。「ラッキーヴィッキー」という流行語のためだ。「ラッキーヴィッキー」は、幸運を意味する「ラッキー」と、チャン・ウォニョンの英語名である「ヴィッキー」を合わせた言葉として知られている。
「ラッキーヴィッキー」が流行語として広まったのは、チャン・ウォニョンがファンとの交流の場で、自分は運がいいということを、「やっぱり私はラッキーヴィッキー」と表現したことがきっかけだ。その後、ファンの間では、「ラッキーヴィッキー」が、チャン・ウォニョンの“超ポジティブ思考”を意味する単語として認識され、ミームまで誕生するほど流行していた。
しかし、サーティワンアイスクリームが、チャン・ウォニョンの流行語を商品名に使用したことについて、本人から許可を得ていなかったことが判明。このことが、インターネット上で議論となると、サーティワンアイスクリームは、8日になってようやく該当商品の発売中止を発表した。
サーティワンアイスクリーム側は、「期間限定商品の在庫がなくなったため、販売を終了した」「企画過程で、アーティスト本人への事前確認が必要な部分に、気を遣えていなかった。二度と同じことが起こらないよう、事前確認のプロセスを強化する」とコメントしている。