地域政党・大阪維新の会幹事長の横山英幸大阪市長(43)が13日、大阪市役所での会見で、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)が2025年夏の東京都議選に向け地域政党を立ち上げる考えを表明したことに「めちゃくちゃいいと思いますね。石丸新党っていうのは、非常に発信力があると思うので、どんどん活動いただきたい」と歓迎した。
さらに「石丸さんに限らず、斎藤さんも新党をつくられたらいいと思う」として、前兵庫県知事で同知事選に出馬している斎藤元彦氏(46)にも新党結成を勧めた。
横山氏は「それぞれ地域で課題がある。地域政党が立ち上がって、その地域のビジョンを示しながら課題解決をしていくというのは、有権者の皆さんにとっても、政策議論が活発化する。何より、政治家に緊張感が走りますよ。僕は、これが素晴らしいことだと思いますね」と、地域政党旗揚げの利点を説いた。
政治家に緊張感が走ることで「国民の皆さんが一番、得をしますよ」と強調する。「政治家をとにかくもう、あわてさせて、国民のために何ができるかと。主張して、政治活動をどうしていくかというビジョンを、かんかんがくがく議論するっていうのがひいては、国家国民のためになる」と評価した。
石丸新党が東京維新の会に及ぼす影響について「切磋琢磨(せっさたくま)しながら、特には相反する考え方という認識はないので、必要なところは共に議論して、東京を変えていくというのは非常に素晴らしいことじゃないかなと思います」と述べた。
横山氏は「例えば兵庫でもそういう動きが出て、兵庫にも維新の会がありますけど、緊張感をもって地方の政治をやっていくというのは素晴らしいことだと思います」と期待した。