現役東大生&早大生ナユタ 昨年のベストアマがM-1舞台3回戦で奮闘!来春卒業後の進路決める

山本 鋼平 山本 鋼平
「M-1グランプリ2024」3回戦に出場したナユタのホリコシ(右)とおのはら=都内
「M-1グランプリ2024」3回戦に出場したナユタのホリコシ(右)とおのはら=都内

 日本一の漫才師を決める「M-1グランプリ2024」の3回戦が8日、東京・KANDA SQUARE HALLで行われた。昨年の大会で現役大学生ながら準々決勝に進出し、ベストアマチュア賞に輝いたナユタが登場。来春の卒業を控え、ボケで東大生のおのはら、ツッコミで早大生のホリコシは、ともにプロの芸人として活動する考えを明かした。

 言葉遊びから発展していくナユタらしいネタを披露した二人。「手応えがは分からないですね。本当に」と声をそろえつつ「ナユタらしく、パッケージを変えたネタはできたかな」とうなずいた。おのはらは「Tシャツで(プリントされたキャラクターが)中指を立てているように見える、と言われたんですけど、そんなことはないです」と細かいこだわりも口にしていた。

 昨年の準々決勝進出から1年。ホリコシは「M-1の影響力を享受しました。準々決勝だけでこんなことになるんだと。テレビに出て、ラジオが始まったり、ただの大学生なのに街で声をかけられたり」と話すと、おのはらも「全てM-1がきっかけでしたね」と呼応した。ホリコシは「一方的に知っていた芸人さんに名前を知ってもらい、高校生の時よく見ていた四千頭身さんが僕らの主催ライブに出てくれました。たくさんの芸人さんと話せるようになって、うれしくて、変な気持ちになります」と、その影響力に感じ入った。

 東京出身でハイスクールマンザイに参加するなど高校時代から漫才を行ってきたホリコシと、宮城・仙台でお笑い好きな高校生だったおのはら。ふたりは早大のサークル「お笑い工房LUDO」で出会い、22年5月にナユタを結成した。

 学生時代にお笑いの腕を磨いた二人。就職活動を行わず、来春の卒業後はプロになることを決めた。ホリコシは「去年のM-1の結果で決めました」と言い、家族の反応については「反対されていましたが、M-1の準々決勝に進出して、それがどれほどすごいことか分かったらしく、理解してくれました」と語った。おのはらは「昨年のM-1の後、プロの方とのライブを重ねていくうちに気持ちが固まりました。家族はお笑いが好きで、割と最初から応援してくれています」と話した。

 今年のM-1では昨年の準々決勝進出以上を目指すナユタ。この日は同ブロックに入ったロングコートダディ・堂前から「ナユタのことは知っているよ」と声をかけられ、ホリコシは「それだけでもう嬉しい」と感激を口にした。M-1以外の目標について、ホリコシは「漫才で全国を回れるようになって、漫才で食べていきたい。いろんなところで漫才がしたいですね」と、おのはらは「漫才を軸にいろんなことに挑戦したい」と思い描く。ただ、ホリコシが「まだ学生なので、過度に持ち上げられないよう、温かく見守っていただけたらうれしい」と語ったように、気を引き締めることも忘れなかった。

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース