2008年「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」に名を連ねた英人気歌手モリッシーのダラス公演が、ステージにファンが乱入したことにより、予定より早く終了したという。元ザ・スミスのフロントマンとしても知られるモリッシーが2日のコンサートのアンコールで「ファースト・オブ・ザ・ギャング・トゥ・ダイ」を歌っていた時の出来事だった。
観客2人がステージでモリッシーと抱き合い握手することに成功した後、警備員の必死の努力にもかかわらず、次々とファンがステージに上がり、モリッシーはもみくちゃにされ最終的に警備員に付き添われてステージを降りた。
一方で、警備員の1人はファンをステージから降ろそうとした際に怪我をしたようで、脚を引きずりながら歩く姿が目撃されている。コンサートが予定より1、2曲早く終了したため、突然の終了に観客からはブーイングが起こっていた。
モリッシーをテーマにしたポッドキャストの司会者であるジョージ・アレンは、この事件について「マンチェスター・イブニング・ニュース」紙にこう語っている。「ステージへの乱入はモリッシーのライブではよくあることですが、今回は特に厄介だったようですね」「モリッシーがステージから去ることを選んだのか、それともスタッフに指示されたのかは定かではないですが、ファンは少し行き過ぎたようです」「握手やハグのためにステージに上がるのはいいですが、クルーのひとりが怪我をしていることを考えると、これはやりすぎだと感じました。無礼な行為だと言っているファンもいます」
モリッシー本人は、この件に関してまだコメントを出していない。