生誕100年の越路吹雪、7日の命日にカバー盤発売、公演では伝説の歌手・戸川純が越路のシャンソンに挑戦

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
戦後の日本を代表するエンターテイナーの1人だったシャンソンの女王・越路吹雪
戦後の日本を代表するエンターテイナーの1人だったシャンソンの女王・越路吹雪

 今年で生誕100年を迎えたシャンソンの女王・越路吹雪が56歳で亡くなったのが1980年11月7日だった。その命日に越路の世界を歌い継いだアルバムが発売され、25日と26日にはトリビュートライブ「ブラヴォー!コーチャン!」が都内で開催される。

 越路吹雪研究家の第一人者でもあるシャンソン歌手のソワレが企画。自身は命日の7日に越路の楽曲を集めたアルバムをリリースする。「愛の讃歌」「サン・トワ・マミー」といった代表曲だけでなく、リサイタルで披露されながらも音源が残されていない幻の楽曲「いない人」や「そうよ」などを含む全13曲を収録。さらに、同作の試聴会が13日午後7時から東京・新宿のライブハウス「petitmoa(プティモア)」でソワレとアーティストでドラァグクイーンのヴィヴィアン佐藤と共に行われる。

 越路に捧げる2夜連続のコンサートは東京・有楽町のイベント会場「IʻM A SHOW」で開催。25日はア・ラ・シャンソン(きゃんひとみ&メイリー・ムー&ソワレ)、クミコ、Ricky(DASEIN/RIDER CHIPS) &浜崎容子(アーバンギャルド)、26日には梅垣義明(ワハハ本舗)、ギャランティーク和恵、戸川純avecおおくぼけい(アーバンギャルド) が出演。ソワレと中井智彦は両日出演する。演奏は桑山哲也(アコーディオン)、三枝伸太郎(ピアノ)、ジミー高宮(ベース)、BUN Imai(ドラムス)が担当。次世代シャンソン歌手(土屋神葉、姫しろパンチ、ゆっきゅん)のコーナーもある。

 越路の死後となる80年代のサブカルチャーをけん引し、伝説的な存在となった歌手で女優の戸川純は自身のライブでフレンチ・ポップスも取り入れてきたが、今回はピアニスト・おおくぼけいと組むユニットで越路の曲に絞って披露する。プロデューサーでもあるソワレは「今回は出演者全員が越路さんの曲を歌います。戸川さんも意外な選曲で面白い。『越路さんが歌っていたこんな曲を、戸川さんが歌うんだ』…という感じです」と新たな挑戦に期待を込めた。

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