プロフィギュアスケーターの羽生結弦さん(29)が11月1日に写真集「羽生結弦写真集 Shin」「羽生結弦写真集 Gi」(朝日新聞出版、AERA特別編集)を2冊同時発売する。躍動感ある姿を写真家で映画監督の蜷川実花氏が撮り下ろした。
「心」と「技」をテーマに8つのシチュエーションを撮影。オールモノクロの「羽生結弦写真集 Shin」、オールカラーの「羽生結弦写真集 Gi」ともに、これまでにない世界観を展開した。
羽生さんは「今年も蜷川実花さんに写真を撮っていただきました。いろいろなセットを用意していただいたので、それぞれの世界観を楽しんでいただけたらうれしいです。僕も一生懸命がんばりました!」と、蜷川氏は「羽生結弦さんの撮影は回を重ねるごとにハードルが上がっている気がします。毎回、『必ずいいものにしよう』と思って臨んでいますが、今回も私の想像を遥か高く超える表現を見せていただきました」と、それぞれコメントを寄せた。
各写真集の見どころが、出版社側から次のように紹介された。写真集発売を記念して47都道府県と台湾の書店でパネル展がスタート。10月30日から順次開催します。また、紀伊國屋書店新宿本店では一際大きな写真を特別展示します。詳細は公式サイトまで。
――羽生結弦写真集 Shin/5シーン全91カット
4歳からスケートをはじめ、15歳で世界ジュニア選手権優勝。ソチオリンピック・平昌オリンピック2連覇、前人未到のクワッドアクセルへの挑戦……。羽生結弦さんは、唯一無二のフィギュアスケーターとして、常に高みを目指してきました。スケートをはじめた頃も今も変わらず探究心を持ち続け、突き進んでいく。『羽生結弦写真集 Shin』では、今年30歳を迎える羽生さんの原点に迫ります。
キービジュアルは、雨粒に打たれたようなシチュエーションで激しい表情を見せたカットからセレクトしました。スタジオのBGMにシンクロした浮遊感漂うダンス、都会的なネオンの前でのアンニュイな瞳。すべての音が止まったかのような静寂――。羽生さんの表現の原点に迫った写真の数々をオールモノクロでお届けします。
「心」をテーマにした独占インタビューでは、プロ転向後2年目を振り返り、得たものと描く未来に迫ります。聞き手にはスポーツライターの松原孝臣さんを迎えました。また、撮影前にファンのみなさまからいただいた羽生さんへのQ&Aも収録!もちろん撮影メイキングカットも多数掲載しています。
――羽生結弦写真集Gi/6シチュエーション全101カット
アスリートとして、アーティストとして。誰もなし得なかった表現で世界を魅了し続ける羽生結弦さん。次々と記録を打ち立てていったときも、思うように結果が出なかったときも、そのすべてを表現に変えてきました。『羽生結弦写真集 Gi』では、そんな羽生さんが29年で築き上げた表現力に迫ります。
キービジュアルは、オレンジが差し込むひまわりのセットで、すべてを内包するような表情が印象的なカットをセレクトしました。生命力にあふれる花のなかで放つ、特別な存在感。桜の花びらに囲まれたセットでは、自ら花びらを手に取り、次々と表情を変化させていく姿に魅了されます。その一部始終をオールカラーでお届けします。
「技」をテーマにした独占インタビューでは、羽生さんの表現の原点に迫ります。プロ転向2年目に挑戦したアイスツアー”RE_PRAY”、notte stellata 2024、ファンタジー・オン・アイス、そして9月15日に開催された「能登半島復興支援チャリティー演技会」のレポートと写真も多数収録。プロスケーター・羽生結弦の現在地を存分に詰め込みました。