女子テニスの元世界ランク1位、大坂なおみがこのほど、自身のインスタグラムを更新。妊娠、出産を経て減量した自身の肉体の変化について、英文で思い入れをつづった。
全米オープンと全豪オープンを二度ずつ制し、グランドスラム4勝を誇る大坂は、2023年7月に第1子を出産したことを公表している。今回の投稿では出産を経て減量し、再びテニス選手として自身に向き合う自撮り写真が連続でアップ。お腹が大きく膨らんだものから、アスリートに近づく模様が伺える。
大坂は「正直、この投稿に何とキャプションを付ければいいのか分かりません。『一年で身体は変化する』と言いたかったのですが、実際にはそれ以上の意味があります」と切り出した。今年1月にコート復帰を果たし、奮闘が続いている。「今年は自分の体がとても恥ずかしいと感じた瞬間がありました」と、体のラインが出るウェアを着用した際の心境を振り返った。「スナップバック(元に戻る)したいという圧倒的な衝動と格闘していました」など、トレーニングの成果がなかなか出ない状況の苦しさなどを告白した。
現在のコンディションを「私が今いる地点に到達するまでは間違いなく旅、今も続く冒険です」と表現した大坂。それでも「私の体は私のために多くのことをしてくれ、私が求める仕事にうまく適応してくれました。とても感謝しています」と自分自身をねぎらい、前を向いた。
そして「この投稿にタイトルを付けなければならないとしたら、超長く、次のようになってしまうことに気づきました」と前置きし、「この1年間、ともに旅した私の体に感謝です。これからも年月を費やして、あなたの能力をもっと知ることが楽しみです」と続け、「アハハ」と〝笑い声〟で締めくくった。
この投稿に、フォロワーからは多くの反応が寄せられている。「自分を見つめるあなたを私たちも愛しています」「内も外も頑張る女性として尊敬しかない」と、日本語でのメッセージも散見された。