関西テレビ(カンテレ)の秦令欧奈アナウンサーがこのほど、大阪市内でよろず~ニュースの取材に応じた。今年4月に入社したばかりだが、イケメンアナとして関西だけでなく、ネットでも話題になっている。学生時代のエピソードや理想のタイプ、アナウンサーとしての目標などについて語った。
東京都出身。大阪に住み始めてから人との距離の近さ、気遣いを感じるという。「街頭インタビューで、1個聞いたら100個返してくれるような、すごく話し慣れているんだろうなというな、めちゃくちゃ感じました。こちらとしては、すごくありがたいです」。以前インタビューした人に「見ているよ」と声を掛られて感激したこともあった。外食が多く一人で食事をすることがほとんどで、飲食店に入ると店員が必ず声をかけてくる。「一人で寂しいと思われるのか、いろいろ話しかけてくれますね」。アットホームな雰囲気を味わっている。
学生時代はモテていたように見えるが、「全くとは言いませんが、人並みだと思います」とけむに巻いた。ただ、過去に3回告白したことがあって、いずれも成功。「(恋愛に対しては)臆病というか、チキンの性格なので、100パーセント(成功するのが)見えないと、告白しないので」。相手が自分に好意があるのを確認してから、行動に移す慎重派。それでも「好きになった人に好きになってもらえる確率でいうと3割ぐらいですかね」と恋愛経験を明かした。告白されたことは「ないと思います」と言い、好きな女性のタイプは「エネルギッシュで、自然体でいてくれる人」だそうだ。
ファッションには無頓着。普段はパーカーにスウェットなどラフな格好が多い。「昔からそうですね。楽な格好ほど好きで」。大学生時代は体育会に所属していて、学ランで過ごしていた。小学校から高校までサッカーを続け、「やりつくした感があったので」と大学では友人に誘われ水上スキー部に入部。ジャンプの競技をしてたが、半年で筋断裂、顔面骨折と立て続けに大けがをしていまい、両親からやめてくれと懇願されて退部することにした。
2年生で空手部に入り直した。「4歳ぐらいから小6までやっていましたし、もう1回やってみようかなという気持ちもありまして」。初段の腕前で、瓦割りについては「できないです。へなちょこなので」と苦笑い。身長は168センチで、体格差のある長身の相手と対戦するときに、作戦を立てて結果が出るのが楽しかった。「弱かったので、勝てようが負けようが、考えていたことがはまって(ポイントを)取れたときは、うれしかったですねえ」と懐かしんだ。
母親から聞かされた令欧奈(れおな)の名前の由来は2つあるという。母親が好きだったアニメ「ジャングル大帝」に登場する白いライオン・レオと、ノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈さん。「レオのように強く、かつ、柔らかさもいれたいので最後に『な』を入れたと。あとは江崎さんのようにノーベル賞を取ってほしいみたいのは言っていました。僕が推測するには最初にジャングル大帝のレオで名前をつけて、のちにノーベル賞を取った江崎玲於奈さんがいらしゃって、いいなあと思ったのではないですかね」。理由は分からないが父親は「竹虎」と名付けたかったらしい。
大学から始めた麻雀が趣味。学生時代は暇があれば友人と卓を囲んだ。「ずっと好きですね」。大阪に来てからはする機会はほとんどないが、友人と集まると寝る間を惜しんで楽しむ。「いつか麻雀の仕事があったらいいんですけどね。むしろ、もうやりたいです!って言いたいと思います」とアピールした。
目標は「いざとなったときに一番信頼されるアナウンサー」だ。「災害の時にいろんなチャンネルで報道していると思うんですけど、究極の目標は僕が出ているから、8チャンに合わせられるというくらいの信頼される人になりたいです。どんな形であれ、頼りにされていれば、一番、うれしいです」。まだ先は遠くても一歩ずつ進んでいく。
◆秦令欧奈(はだ・れおな)2000年7月13日生まれ、24歳。東京都出身。慶応大学卒業後、2024年4月関西テレビ入社。「newsランナー」(月~金曜、16時45分)、「シネマトリップ!」(土曜、10時25分)、「モモコのOH!ソレ!み~よ!」(土曜、13時59分)などに出演。