衆院選(27日投開票)で、東京24区(八王子市)に無所属で出馬した前衆院議員の萩生田光一元経済産業相(61)の事務所が25日、X(旧ツイッター)で「返金することを決定しました。会議終了後、党本部にその旨を申し出、指定された口座への返金手続きを完了いたしました」と報告。自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる、いわゆる裏金問題で非公認となった候補が代表を務める党支部に自民党が支給した2000万円を、返金したことを明らかにした。
萩生田氏事務所のXは、24日に支部の緊急役員会を開いたとして「本交付金は年間を通じて交付される正当なものではありますが、振り込み時期や金額が誤解を招く可能性があると判断いたしました」と説明した。
返金理由については「党勢拡大を求められているものの、現在無所属で活動しているため、その目的を達成することが困難であること」とし「無所属候補として正々堂々と戦い抜く覚悟」と決意を示した。