自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が19日、自身のX(旧ツイッター)を更新。今回の衆院選(27日投開票)に向け、総裁選で自身以外の候補者を応援した自民党公認候補者への投票をしないという声があるとして、同党への投票を呼び掛けたが、リプ欄には高市氏は支持しても現在の自民党は支持できないという声が相次いだ。
高市氏は「なかなかニュースも含めてネット情報をチェックする余裕も無いスケジュールで全国遊説を続けていますが、昨日、辛い話を聞きました。」と切り出し、「先月の自民党総裁選で私以外の候補者を応援しておられた自民党公認候補者に対して『投票しない』と仰る方が居られるという話が数件。困り果てた当該候補者の陣営から、私の秘書に連絡を頂いたそうです。」と明かした。
その上で、高市氏は「今、私達が戦っている衆議院選挙は、政権選択選挙です。私も含めて自民党の候補者達は、自民党への様々なご批判も全員で受け止めながら、これからも日本国の舵取りをお任せいただけるよう、1人でも多くの当選を目指して頑張っている最中です。議席を減らして野党になってしまうと、私が訴えてきた政策を議員立法で実現する事も困難になります。」と訴え、「だから私は、昨日も、今日も、総裁選で他陣営に居られた候補者の応援にも伺っていますし、皆様にも是非とも応援をしていただきたいと願っています。どうか宜しくお願い申し上げます」と呼び掛けた。
高市氏の投稿に対し、フォロワーからは「高市さんは応援するが自民党には失望した人が多いと思います」「残念ながら、今の石破政権には信用がない」「自民党への失望と憤りを持ち続けている自民党員もたくさんおられると感じております」「自民党に票が集まれば、『有権者の支持を得た』と更に私が望まぬ方向に進む気がしてなりません」「石破政権を保守政権と認めないのも一つの立派な判断です」などといった意見が続いた。