4月28日に投開票された衆院東京15区補選出馬のため参院議員を失職した元格闘家の須藤元気氏(46)が5日までに、X(旧ツイッター)で衆院選東京15区(江東区)に無所属で立候補することを表明した。
須藤氏は「私は地元の江東区(東京15区)から無所属で立候補することを決意しました」と決心を明かした。
Xでの長文で「私は学者でもありませんし、脳みそは筋肉かもしれません。しかし、一つ言えることがあります。こんなに真面目で勤勉な日本人が一生懸命働いているのに30年間経済成長しないのはおかしくないでしょうか?評論家や経験豊富な政治家たちが、沈みゆくこの国をどのように救おうとしているんでしょうか?」と憂えた。
さらに「派閥や政党政治を超えて既得権政治にさよならをしなければいけません。この社会で生きることに対する不安に終止符を打ち、リアルな生活を守るんです」と、無所属で出馬する意義を強調した。
須藤氏は「本当に国民の方を向いている政治を一緒に生み出しましょう。これまでの体制に終止符を打ち、新しい政治の枠組みを一緒に作ってください。完全無所属の私がこの選挙で勝利することで政界再編のきっかけになると信じています」と訴えた。
作家の乙武洋匡氏(48)が立候補するなど大乱戦となった衆院15区補選は、立憲民主党の酒井菜摘氏(38)が4万9476票で当選。無所属で立候補した須藤氏は2万9669票で2位だった。