米ラッパーでプロデューサーのショーン・“ディディ”・コムズ(54)の不適切な性的パーティー「フリークオフ」で、多くの有力者が性的暴行に関わっていたことが分かってきた。ディディは性的人身売買と恐喝の罪でニューヨークの刑務所に収監され、裁判を待っている。テキサスのトニー・バズビー氏による1日の会見で、新たに9歳児を含む25人の未成年者への性的暴行で告発されていることが明らかになっていた。
ディディへの120以上の民事訴訟を担当するバズビー氏はライブストリーミングもされた今回の会見で、ディディの違法行為に関する他の加害者や傍観者の名前を挙げる日が来るだろうとした。
「我々は密室でこの行為を可能にしたイネーブラーらを暴露するつもりです。証拠に含まれる人間が誰であろうとこの問題を追及します。ショーン・コムズ以外の名前を挙げる日が来ます。その数は多いです」「長いリストがありますが、同件の性質上私たちが正しいかをまず確認中です。その名前に皆さんはショックを受けることでしょう」
今後30日以内に様々な州で訴訟を始める予定のバズビー氏は、他の被告を特定することを約束。ディディの虐待を奨励し、それを助長した傍観者や自発的な参加者を明らかにすると述べていた。「正体を知っている人は今すぐ名乗り出るべきです。今こうしている間にも神経質になっている人が無数にいることでしょう。いつまでもクローゼットに隠しておくことはできません。必死に記憶を探り、メールやデータを削除している人がいることが予想されます」
ディディ本人は担当弁護士を通して、現在も全ての容疑に無罪を主張している。