自民党の小野田紀美参院議員が27日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、同日投開票が行われた同党の党首選の決選投票の末敗れた高市早苗衆院議員についてコメントした。
「言いたい事は沢山ありますが…うまくまだ言葉にならないのですが…」と前置きし、「まずは、加藤勝信候補をご支援下さいました皆様、誠にありがとうございました。結果は残念ではありましたが、加藤候補にお心を寄せて頂いた皆様に、推薦人として心より感謝申し上げます。」とコメントした。小野田氏は加藤勝信元官房長官の推薦人の1人だった。
9月12日のXでは「岡山県選出の国会議員は全員、加藤勝信候補の推薦人となっており(総裁選選挙管理委員長の逢沢議員を除く)、その中には私も含まれていることをご報告申し上げます。」と明かしていた。小野田氏は過去にSNSで高市氏を「憧れ」の人としていただけに、支持者らから様々な意見が寄せられていたようで「なお、小野田経由の党員の皆様におかれましては、様々な思いを胸に党員を継続してくださっている事、党員継続申し込みフォームへ添えられているメッセージを拝読して重々承知しております。」とした上で「苦しい中においても党員を継続して頂いた皆様のお考えを大切にして頂き、皆様が我が国を託したいと思う候補に想いを寄せて頂きたく存じます。」と複雑な思いをにじませていた。
結局、加藤氏は1回目の投票で議員票が「16票」で、推薦人20人を割る事態となりそのまま敗退した。
27日の投稿で小野田氏は「決戦投票では高市早苗候補に1票を投じました。」と加藤氏の敗退後は高市氏を支持したと明言。「高市候補を決戦で勝たせる事ができず、誠に申し訳ございませんでした。」と悔しさをつづった。
続けて「今後を考えた時、悔しい気持ちは重々分かりますが『高市先生のためにならないから、他候補やその推薦者に攻撃的なリプとかしないで』は、今も今後も、頭の片隅に残して欲しいです。」とコメントした。高市氏については一部の“過激”な支持者がSNSなどで他の陣営に対して攻撃的なスタンスを取ることがあった。これが、悪目立ちした結果、支持者を決めていなかった党員らが、逆に高市氏を敬遠してしまうような現象がみられていた。