競泳のパリ五輪代表、池江璃花子が25日、自身のインスタグラムを更新。5年前に発症した急性リンパ性白血病が完全寛解したと報告した。
入院当時の写真を掲載し「移植後5年が経ち、本日完全寛解を迎えました!」と投稿。「退院してからの生活は想像以上に大変で、退院後も別の大きな病気をしたり、精神的にも苦しかった時期もありました。元気な自分でいると病気であったことを忘れる事も多かったです。今でもとても長い5年間だったなと感じています」と振り返った。
「そしてそんな5年間の中で2回のオリンピックを経験できたことは非常に嬉しく思います。競技では、泳げるようになった幸せと、泳げるようになったことで感じる苦しさと、虚しさと、悔しさ」と、これまでの競泳に対する胸の内を明かしながら「私の中には逃げるという選択肢はないので、これからもそんな自分と闘いながら全力で競技と向き合いたいと思います」とこれからの抱負を記した。
最後に「家族、先生、看護師さん、どんな時でもそばにいてくれて、いてくれた仲間たち、そしていつも応援してくださる皆様、改めて本当にありがとうございます」と周囲への感謝を述べた。
池江は東京五輪を前にしたオーストラリア合宿中の2019年2月、急性リンパ性白血病を発症。闘病生活を経て復帰すると東京、パリと16年のリオから3大会連続で五輪の競泳代表に選ばれた。