立憲民主党の代表選が23日、都内で開かれた臨時党大会で行われ、新代表に野田佳彦元総理(67)が選出された。
代表選には野田氏のほかに枝野幸男前代表(60)、現職の泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)が立候補。第1回の投票ではだれも過半数には届かず。野田氏と枝野氏のポイント上位2名が決選投票で対決。野田氏が232ポイント、枝野氏が180ポイントとなり、野田氏が新代表に選出された。
約3年間、代表として党を引っ張り、今年4月の衆院3補選では3連勝と“実績”も作った泉氏だったが、代表選ではほぼ無風で姿を消す形となった。
第1回の投票では党員・協力党員/地方自治体議員の合計、公認候補予定者/国会議員の合計のそれぞれのポイント数を合わせた数字を競った。国会議員のみ1票で2ポイントという計算。会場では公認候補予定者/国会議員との合計ポイントを先に読み上げ、その後、党員・協力党員/地方自治体議員の合計を合わせた結果を読み上げた。
国会議員と公認候補予定者の合計ポイントは野田氏が128、枝野氏が83、泉氏が84、吉田氏が73だった。予想では野田氏、枝野氏が2強とみられていたとうこともあり、1ポイントとはいえ泉氏が枝野氏を上回ったことで、会場は控えめながら「オオッ」とざわついた。
ただ、党員・協力党員/地方自治体議員のポイントでは枝野氏が大きく上回り、野田氏と枝野氏の決選投票に。最終的に野田氏が新代表に選出された。