「パフ・ダディ」名義でも活動し、2018年にはフォーブスの「アメリカで最も裕福なセレブリティ」で8位にランキングされたミュージシャン、ショーン・”ディディ”・コムズ（54）が16日に逮捕され、アメリカ連邦政府に拘留された。性的虐待と人身売買の疑いによる捜査下にあったディディは、ニューヨークのパーク・ハイアット・ホテルで拘束されたものの、罪状は明かされていない。
ニューヨーク南部地区連邦地検のダミアン・ウィリアムズ氏は極秘起訴によるものと説明、一方ディディの弁護士、マーク・アグニフィロ氏はTMZにこう話す。「我々は連邦検事局によるコムズ氏の不当な起訴と思われる決定に失望しています。ショーン・”ディディ”・コムズは音楽界のアイコンで自力で大成した起業家、家族を愛し、慈善活動も行っており過去30年に渡り帝国を築き上げ、子供たちを愛し、黒人コミュニティの向上に努めてきました」「彼は不完全な人間ですが、犯罪者ではありません。彼の名誉のために言っておきますがコムズ氏はこの捜査に協力的で今回の告発を見越して先週ニューヨークに自ら移り住みました。全ての事実が明るみになるまで皆さんの判断をどうか保留にしておいてください。これは何も隠すことのない、無罪の男性の行動で、本人は法廷で汚名を晴らすことを楽しみにしています」
一方先週ディディはR&Bグループ、ダニティ・ケインのメンバーだったドーン・リチャードから性的虐待で訴えられていたところだ。ドーンはディディが何度も自分の身体を触り、命を脅し、２時間ロックされた車に閉じ込めたと主張、他の女性にも暴力を振るっていたとしていた。またディディが当時ガールフレンドだったキャシー・ヴェンチュラを虐待しているのをヒップホップグループ、ディディ-ダーティ・マネーで活動を共にしていたカレナ・ハーパーと共に目撃したとドーンは主張、一方カレナはディディと仕事をしている間に虐待や不法行為について自分が気づくことはなかったとＴＭＺに話している。
