韓国のイベントで爆竹事故 客席に飛び込み17人が軽いやけど ガールズバンドQWER公演中

椎 美雪 椎 美雪
画像はイメージです(AdobeStock/Matt Gush)
画像はイメージです(AdobeStock/Matt Gush)

 韓国で6日、「第20回 堤川(チェチョン)国際音楽映画祭」のイベントが行われ、公演中に爆竹事故が発生。観客17人が負傷したと9日、韓国メディアのインサイトが報じた。

 記事によると、堤川市にある清風ランド野外イベント会場で「ワンサマーナイト」が開催され、公演途中の午後9時半ごろに爆竹が爆発し、一部が観客席に飛び込んだという。この事故で、17人が1~2度のやけど(軽傷)を負い、病院で治療を受けたことが明らかになった。

 この時、4人組ガールズバンドのQWER(キューダブリューイーアール)が公演中だった。同バンドのメインボーカルとギターを担当するシヨンは、2021年から2023年までNMB48のメンバーとして、日本を拠点に活動していたことで知られている。

 事故後、映画祭側は約2500人が参加していたイベントを中断。そして「公演中に発生した、特殊効果関連の事故によりご迷惑をおかけし、心よりお詫びします。負傷された方たちと、そのご家族に深く謝罪申し上げるとともに、早い回復と治癒ができるよう積極的にサポートいたします」と謝罪した。

 警察は事故当日に、特殊効果担当者を任意同行し、調査を行った。その結果、爆竹が雨に濡れて不完全燃焼となり、火が舞い上がることなく横に飛んだことが分かったという。

 忠清北道(チュンチョンブクト)警察庁科学捜査係と、堤川警察署刑事課職員などの9人は7日午前、特殊効果の設置場所とステージ施設構造を把握するなどの、現場検証を行った。

 警察は問題となった特殊効果の発射台を、堤川音楽映画祭側から提出され、機器の不具合はなかったかを精密検査し、該当ステージの特殊効果担当者を参考人として呼び出し調査するという。また、特殊効果担当者から、特殊効果装置の設置経緯と作動方法などを調査した後、過失が確認された場合は被疑者へ移行する方針だ。

 「第20回 堤川国際音楽映画祭」は5日に開幕し、10日まで堤川芸術の殿堂と、清風湖畔の特設ステージなどで行われる。

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