お笑い芸人のにしおかすみこが10日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に生出演。認知症の母親の介護について赤裸々に語った。
今月は認知症月間であることから、番組では認知症の介護を特集。現在、認知症の母親を介護しているにしおかがゲストとして出演した。
母親の具体的な症状として、娘であるにしおかの職業が「書店のバイト」だと記憶違いをしていたり、にしおかが腕に絆創膏をしていると、それが注射の跡だと考えてしまい「娘が麻薬を打っている」と友人に電話をしてしまうこともあるという。また、複数の薬を誤って服用し体調を崩すこともあったという。
ただ、母親自身は自分が衰えていることも分かっているといい、真っ暗な玄関で「ママ、何ならできるのかな」と落ち込んでいることもあり、それを見たにしおかはショックを受けたことも打ち明けた。
要介護・支援の認定を受けるために地域包括支援センターへの相談も勧められたというが、認定を受けるためには調査員が訪問し、多くの質問をすると聞き「介護認定調査を受けて、母の気持ちが傷つかないか心配。そのために支援を受けるべきか悩んでいる」という。
にしおかは「4年たっているがまだ受けてなくて。毎日私も疲れるので受けようと考えているが、今の母だと質問されても答えられない。それがショックで、ショックを受ける姿を見てまでサービスを使うのか、母が使えるサービスもあるのか」と、母親自身が質問に答えられないことにショックを受けてしまうと心配で、踏み出せないという。
にしおかにはダウン症の姉がおり、母親がデイサービスを使った場合、姉はどうするのか?などの問題もあるといい、入浴介助についても「ムラがあって、入らないと1カ月ぐらい入らない。ただ母も言うのは、入らない人であって、入れない人ではないと断言する。そうすると介助のサービスも違う、差し迫って必要がない気がして。でも今後のためにいつ取ろうとか考えて疲れている」と話した。