元財務官僚で経済学者の高橋洋一嘉悦大教授が5日、YouTubeチャンネルを更新。自民党総裁選に出馬する高市早苗経済安保相について、「勝機あり」と分析。キーマンを挙げた。
高橋氏は「無派閥で、女性であるというのは最大の新鮮味。経験値もすごく高い。経験値と新鮮味を兼ね備えた人は高市さんしかいない」「経済論戦になってもものすごく強い。弱点がない」と評価した。
各調査では小泉進次郎氏、石破茂氏に離された3番手という予測が多いが、「小泉ジュニアが突っ走っても、高市さんが2位になる公算は結構高い。小泉さんと石破さんは食い合うので。決選投票は小泉、高市の公算が高い」と予想した。
総裁争いの裏で、菅義偉氏と麻生太郎氏によるキングメーカーの覇権争いもあり、「(決選投票が)小泉ジュニア、石破さんなら菅配下。完全に麻生さんは負け」と菅氏い近い2人がワンツーを決めれば、菅氏の影響力が圧倒的になると説明。「それはよしとしないから、高市さんが2位に食い込めるんじゃないの?」と、麻生氏が最後に高市氏の援軍に回ると読んだ。その上で、麻生氏をバックにつけた高市氏が小泉氏をもうっちゃる可能性も示唆した。
麻生氏と高市氏の関係は「微妙」という声にも「最後の最後になったら好き嫌いじゃない。政治家というのは最後、結果が非常に重要で、その後の影響力がどのくらい保てるかに依存するから。冷酷に考えてやる人が多い」と、最後には手を結ぶと読み解いた。