元NHK政治部記者の岩田明子氏が8月31日のカンテレ「ドっとコネクト」に出演。自民党総裁選を分析した。
候補乱立の中で、「一番苦悩しているのは」として麻生太郎氏の名前を挙げた。決選投票で「どっちに乗るのかで、主流派になるか非主流になってしまうか決まりますから」と指摘した。
1回目の投票で誰も過半数を獲得できないのはほぼ確実とし、1回目投票の上位2人が決戦投票に進むが…。
麻生派の河野太郎氏のほか、連携してきた茂木敏充氏、麻生派からも支援者が行っている小林鷹之氏なら「乗れる」と指摘。
一方で高市早苗氏については「(麻生氏が)高市早苗という人、という言い方をしていて、あんまり好きじゃないから悩ましいところ」と指摘した。
一方で「絶対乗れない人たちが何人かいる」とし、候補一覧を見ながら「嫌いな石破さん。それから小泉さん、背後に対立軸である菅さんが控えてるから乗れない」と名前を挙げ、可能性が高そうな小泉進次郎氏-石破茂氏の決戦投票になれば、麻生氏にとっては「究極の選択を迫られる。どういう取引というか、できるのか。それをちょっとでも間違ったら、いままでずっと主流で力を保持してましたけど、急速に影響力を失うことになるので、悩んでいると思います」と述べた。