カップルが等間隔で並ぶことで知られる京都・鴨川。今、SNS上ではそんな鴨川によく似た光景が東京・秋葉原でも見られることが大きな注目を集めている。
「オタクが1人ずつ等間隔に座ることで有名な秋葉原の鴨川に来ました」
と秋葉原UDX2階テラスの光景を紹介したのはマルチクリエイターでエンジニアのこちさん(@cochi_wan)。こちさんは鴨川沿いに集まる人間、動物たちの分布・勢力図「鴨川勢力図」をあらわしたことで有名だ。
写真に写るのはテラスの段差に等間隔に並んで座るオタク男性たち。たしかによく似た光景なのに、鴨川はカップルだらけなのに対し、秋葉原はぼっち男性だらけなのは見る者の心に大きな感動を与える。今回の投稿についてこちさんに話を聞いた。
ーー秋葉原UDXに足を運ばれた経緯は?
こち:以前Xにて「秋葉原に鴨川がある」という投稿を見かけました。8月、コミケに参加するため東京へ行く機会があり、ふと投稿を思い出し現地に赴いて確認してみることにしました。
ーー周辺をご覧になったご感想は?
こち:現地に着いて、まず思ったのは「めっちゃ(京都の)鴨川っぽい!笑」。人と人との距離感、座面の傾斜の感じ、各々が自由に各々の空間を楽しんでいる雰囲気…。鴨川で見るような光景が確かに広がっていました。
そして、よく観察してみると京都とはまた違った良さがありました。京都の鴨川はカップルや大勢のグループがしっぽり、わいわい語り合うオープンな場所という印象なのですが、秋葉原の鴨川と呼ばれるUDXは小規模のグループやソロの方が多くを占めていて、推しの話に花を咲かせたり、戦利品を眺めていたりと、それぞれ独自の空間が点在している印象でした。
ーー投稿の反響へのご感想を。
こち:この場所を知らなかった方、実際に行ったことのある方、観光で訪れたことがある海外の方などから様々な反響をいただきました。京都の街も秋葉原の街も明るく賑やかで、けれど少し離れてひと休みしたくなったとき、穏やかでひらかれた空間があることを嬉しく思いました。これからもこの穏やかさが続いていくことを願っています。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「この人と人の距離は、秋葉原でも鴨川でも同じなのでしょうか。」
「西の鴨川(リア充)
東鴨川(非リア)
いや、オタクも立派なリア充だ。」
「隣に二次元の彼女がいるんだよね、見えないけど」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。ご興味ある方はぜひ鴨川、秋葉原両所を訪れ、その違いを実感していただきたい。
なお今回の話題を提供してくれたこちさんは現在、SUZURIで京都・鴨川をテーマにしたオリジナルグッズを販売中。京都ファン、こちさんファンの方は要チェックだ。
こちさん関連情報
Xアカウント:https://x.com/cochi_wan
鴨川グッズウェブショップ:https://suzuri.jp/cochi_wan/products