月からのテレビ中継を近い将来見ることができる可能性が高まっていることが分かった。NASA(米航空宇宙局)は、有人ミッション「アルテミスⅢ」で2026年に人類が52年ぶりに月面に到着する際、そこでの生活を実況中継することを計画している。
現在宇宙工学の専門家らがレーザー光線を使い、地球上の地上管制局と軌道上の宇宙飛行士を結ぶ通信方法をテストしている段階だ。
ちなみに昨年のテストでは、レーザー通信のストリーミングサービスを利用し、1900万マイル(約3057万7500キロ)離れた場所から猫の動画を地球へ送り返すことに成功。先月には専門家らが航空機から国際宇宙ステーションへ4Kのビデオを往復させたところだ。
NASAの主任エンジニアのレイチェル・ドゥドゥコビッチ氏は、この技術は天候による長時間の遅延や混乱といった環境に対処するものと説明している。