立憲民主党の泉健太代表(50)が2日、国会内での定例会見で、共産党の田村智子委員長(59)とのトップ会談に批判の声が挙がっていることについて「今回、意見交換ですからね。(共産党が)連立に入る政党とは一言も言っていない。各政党と意見交換するのは当たり前」と反論した。
国民民主党の榛葉(しんば)賀津也幹事長(57)は7月31日の会見で、泉氏と田村氏の会談が調整されていることに触れた。泉氏が国民民主党の玉木雄一郎代表(55)、日本維新の会の馬場伸幸代表(59)らと相次いで会談したことを挙げ「馬場さん、玉木さんと(会談を)やったことがパーになっちゃうね。広い枠組みで野党連携を模索されようとしているんだろうけど、共産党と連携を取るというところとは我々、連携できなくなる」「政権交代からさらに遠のくね」とけん制した。
榛葉氏の発言について、記者団から問われた泉氏は「いや、意見交換はするでしょ」といさめた。「だってそれ言っちゃったら、かつて玉木さんと志位さん、ピアノ弾いてましたけど、そうすると玉木さんと国民民主党は付き合わないんですかって話になっちゃう」と、玉木氏と共産党の志位和夫議長が2019年、国会内で趣味のピアノを弾き合ったことを例に出した。
泉氏は「国会でもたぶん、共産党さんと例えば、(国民民主党の)古川(元久)国対委員長が共産党の国対委員長と会ってるはずですよ。それもダメなんですか?って話になっちゃう」とたたみかけた。