SNSに投稿された「タフグミを餌にして魚を釣ってきました」という動画が話題を呼んでいます。動画には、大きくしなる竿が。相当の大物がかかっている様子。
カバヤ食品が製造販売するタフグミは、コーラ、エナジードリンク、ソーダ味の三種類が一袋に。強い弾力が人気の商品ですが、魚にも人気だとは驚きです。
動画を投稿したのは、Youtube登録者数72万人、情熱大陸への出演経験もある生物ライターの平坂寛さん。詳しく話を聞きました。
――釣果はいかがでしたか?
平坂:大漁でした!あっという間にタフグミ一袋が無くなってしまいました。
――タフグミで魚が釣れる!と気づいたのは?
平坂:眠気覚ましに初めてタフグミを食べた際に「これはクロダイが好きそうな歯応えだ!」と直感的に思いつきました。
――タフグミを好む魚は?
平坂: 硬いものを好んで食べる習性から、クロダイがもっとも狙いやすい魚ですが、好奇心旺盛な魚種であれば、海、川問わずどんな魚もターゲットとなります。カサゴやナマズなども簡単に釣れるでしょう。
――グミの中でもタフグミである理由とは?
平坂:魚類の中でも、特に好奇心旺盛で雑食性の強いクロダイならどんなグミにでも食いつくはずですが、硬いものを咀嚼する習性があるので、市販のグミの中でも特に歯応えが強いタフグミは釣り餌に向いています。サイコロ型なので、どこから食いつかれても針から脱落しづらいのも良いです。
味については古くから「クロダイは甘いものが好き」とされ、スイカやトウモロコシが釣りエサとして使用されたそうなので、甘いグミも悪くないのでは。
動画内ではソーダ味に魚の食いつきが集中しましたが、これは赤茶色に濁った大阪湾海中で特に目立つ色(青)だったからかもしれません。たまたまかもしれませんが…。
――釣り愛好家の方たちへのメッセージとアドバイスをお願いします。
平坂:釣果最優先の釣りももちろん素晴らしいものですが、たまにはこういう遊びに振り切った釣りも楽しいものです。あえて妙な仕掛けやエサで魚を釣るのもいいリフレッシュやトレーニングになるかもしれませんね。
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SNSには「ゴンズイ釣れました!」「お腹すいたら食べられるし環境にもいい」「誘引性、加工性、保存性、そして入手容易性が含まれる完全餌」などの反響が寄せられました。コンビニでいつでも手に入り、余ったらおやつに。気軽に釣りを楽しめそうです。
平沢寛さん関連情報
公式ホームページ:https://hiroshi-hirasaka.com/
Youtube:https://www.youtube.com/@HIRASAKA-H
X:https://x.com/hirahiroro