効率よくパソコン作業をしている人を観察すると、複数のキーを同時に押す「ショートカットキー」を活用している場面を見かける。なかでもWindowsパソコンで使える「Windowsキー」にはほかのキーと組み合わせると、意外に使える機能があることに気付かされるだろう。
そもそもWindowsキーはWindowsのマークが描かれているキーで、Windowsパソコンで使用するキーボードの左下に配置されていることが多い。押すとスタートメニューが開くことを知っている人は多いが、それ以外の便利な機能が多く備えられている。
・Windows + D:デスクトップを一瞬で表示
例えば複数のウィンドウを開いている時、デスクトップにあるファイルにアクセスしたい場合に有効な操作だ。この操作をすれば、開いているすべてのウィンドウが最小化され、デスクトップが表示される。元の状態に戻したければ、もう一度同じキーを押せばいい。Dをディスプレイの頭文字と考えれば覚えやすいだろう。
・Windows + E:エクスプローラーをすぐに起動
パソコンを操作していると、保存されているファイルやフォルダを探す機会は多いはず。この操作を簡単にできるのが、「Windows + E」だ。慣れてくれば、左手でこの操作をしつつ右手でマウスを操り、エクスプローラーが起動した瞬間にマウスでフォルダを探すことも可能だ。
・Windows + 左矢印または右矢印:ウィンドウを左右に配置
この操作をすれば、操作していたウィンドウを左半分、または、右半分に寄せることができる。例えば左側にWebページを表示させて、右側にWordを表示させることで、情報を見ながら資料を制作することも可能だ。
・Windows + Shift + S:範囲を指定してスクリーンショット
画面の一部だけをキャプチャしたい時、Windows11の場合ではPrintScreenキーを押せば「Snipping Tool」が立ち上がる。ただ立ち上がった瞬間、画面がグレーになりそれまでやっていた動作が中断されてしまう。
誤ってPrintScreenキーを押すたびに作業が中断されてしまうため、設定を変え「Snipping Tool」が起動しないようにしている人も少なくない。ではPrintScreenキーが使えない状態で、画面キャプチャを取りたい場合はどうしたらいいのだろうか。このようなケースで役に立つのが「Windows + Shift + S」だ。
またPrintScreenキーはキーボードの右側に配置されていることが多いため、左手で操作したい人にもこの操作はおすすめといえる。
この他にもWindowsキーを組み合わせた便利なショートカットキーは多く存在している。いずれも上手く活用すれば、日々のPC作業を劇的に効率化する強力な味方になるであろう。