X(Twitter)が「最高」な理由に10万いいね&共感多数 “しょうもない”の共有「正しい使い方」「最適解」

藤丸 紘生 藤丸 紘生
 ※画像はイメージです(itchaznong/stock.adobe.com)
 ※画像はイメージです(itchaznong/stock.adobe.com)

 「こういうさ、しょうもないものを見つけたときに『見て見て!!!』をする相手がいない人間にとって、Twitterは最高なわけ」と投稿された一枚の写真。あるXユーザーが投稿した“しょうもないもの”が昔懐かしいSNSの香りを漂わせながら共感を集めている。

 その写真はレンコンのきんぴらを写したもので、一見何の変哲もないように見える。しかし、レンコンの穴に注目すると、その一つに鷹の爪がすっぽり。たしかにこれ以上無いほどきれいにフィットしている。

 ただ、とんでもない奇跡かと言われればそうではない。投稿文から引用すれば、絶妙に「しょうもない」のだが、20日時点で「いいね」は10万件を突破した。

 投稿した、ろく(@ciiroku)さんは3年前にTwitter(現・X)を開設。その魅力を「自分が見たもの、経験したこと、考えたことなど、日常生活にあふれる『見て見て!』『聞いて聞いて!』をたくさんの人にシェアできること。シェアしてもらえること。その反応が返ってくることの嬉しさ」と語った。

 SNS、とりわけXといえば近年、誹謗中傷やフェイクニュース、インプ稼ぎなど“負の側面”ばかり目につく。だが本来、声を大にして伝えたいほどではないが心の内にとどめておくのは少しもったいない経験、奇跡というほどでもないささやかな発見…そんな“しょうもないもの”を発信する場でもあるはず。

 同投稿のリプライ等でも「正しい使い方」「俺もそう」「最適解」「友達がいないとかじゃなくて、本当に小さなこととかふと浮かんだことを共有する相手が欲しいの」「こんな投稿であふれたら良いなあ」「ほんっとしょーもないけど披露したいんだよねw」「友達も家族もいないわけじゃないけど、みんなそれぞれ色々あるから、いちいちLINEとかするとうざいかなとか思ったりして」などのコメントが目立つ。

 ろくさんは以前にも「わたし一人の人生で経験できることには限りがあるから、他人が見たり聞いたり考えたりしたことに触れて、自分の世界が広がって人生が拡張していくこと、詰まるところ読書音楽芸術ツイッターが趣味です」(原文まま)と自身の考えを投稿。「本当にこれがTwitterの魅力だと思ってます」と思いを寄せた。

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