どの国でも「学園ドラマ」は不動の人気を誇り、欠かせないジャンルだ。有名俳優が、かつて無名時代に人気ドラマの生徒役を演じていたという話はもはやあるあるだろう。
そして学園ドラマの〝マストアイテム〟といえば、制服! 日本の学園ドラマは、10代により近い年代が生徒役を務める印象が強いが、韓国では20代で学生役を演じている作品もしばしば。
ここではスター俳優たちの、貴重な制服姿が見られる学園ドラマを紹介したい。
「ドリームハイ」(2011年)
未来のスターを夢見て、芸術専門学校の門をたたいたティーンズたち。挫折や困難と向き合いながら、愛と友情を築く感動ストーリー。2PMのテギョン、ウヨン、元miss Aのスジに加え、キム・スヒョンにIU(アイユー)と、いまや実現不可能な豪華ラインアップだ。
「応答せよ1997」(2012年)
主人公たちが学生時代を過ごした90年代と、放送当時の2012年を行き来しながら描かれたノスタルジック青春物語。Apinkのチョン・ウンジとソ・イングクのカップルは大人気となり、同年の授賞式ではベストカップル賞を受賞した。
「相続者たち」(2013年)
財閥の御曹司と苦労人の女の子が出会い、運命に抗いながら心を通わせていく学園もの。ドラマ撮影当時、イ・ミンホは26歳だった。
「ピノキオ」(2014年)
放送局を舞台に嘘の中で生きる青年と、嘘をつけないヒロインの恋を描いた大ヒット作。嘘をつくとしゃっくりがでてしまう〝ピノキオ症候群〟のイナ役を演じたパク・シネは、後にしゃっくりをわざと出す演技には苦労したと語っている。
「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」(2015年)
「応答せよ」シリーズ第3弾。今は主役級となったパク・ボゴムやリュ・ジュンヨルらが出演した大人気ドラマだ。高校生を演じていたリュ・ジュンヨルは、この時なんと29歳!
「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」(2016年)
今も韓国ドラマファンの間で根強い人気を持つドラマ「トッケビ」。学園ドラマではないが、キム・ゴウン演じるウンタクが高校3年生として制服姿を披露していたため、ラインアップ入り。キム・ゴウンは25歳ながらも、見事高校3年生に扮した。赤いマフラーはウンタクのトレードマークだ。
「恋するレモネード」(2017年)
ドラマ「社内お見合い」(2022)で一躍スター俳優となったキム・セジョンが、校内で起こる不可解な事件に巻き込まれる中で恋や友情を織りなす学園青春ロマンス。初々しいチャン・ドンユンの制服姿は必見。
「悪霊狩猟団: カウンターズ」(2020年)
好評につきシーズン2が制作されたものの、放送局が変更となる異例の作品。交通事故で両親を亡くし、自身も杖なしでは生活できなかった青年が、特別な力により悪霊と戦うことに。主演のチョ・ビョンギュは童顔だが、当時24歳だった。
「女神降臨」(2020年)
Kカルチャー好きには〝顔の天才〟の肩書きで知られるASTRO(アストロ)メンバー、チャウヌの出演作。素顔にコンプレックスを持ち、メイクで変身した同級生をチャウヌともう一人のイケメン俳優、ファン・イニョプが奪い合う、胸キュンストーリーだ。ファン・イニョプもリュ・ジュンヨル同様、29歳で高校生役を演じた。
「あの頃、君を追いかけた」(2025年公開予定)
台湾映画「あの頃、君を追いかけた」を、韓国版リメーク。TWICEのダヒョンとジニョンが主演を務めることが明らかになり、話題を集めている。ジヌを演じるジニョンは、32歳にして18歳のジヌに扮し、初恋物語を描く。